「フェレットを飼ってみたい!でも自宅で飼えるのかな?」
「フェレットってどうやって飼うんだろう?」
こういった悩みを抱えていませんか。
フェレットはイタチ科の動物で、自宅で飼うことができます。
ペットショップでフェレットを見て「自分も飼ってみたい」と思った方も少なくないですよね。
しかし、フェレットを飼うにはいくつか注意点があります。
そこで今回は、フェレットを実際に飼育している私が、飼育方法を徹底的に解説していきます。
これからフェレットを飼いたいと思っている方に気をつけて欲しいポイントが100%理解できるようになっているため、ぜひご一読ください!
フェレットとは?生態を知っておこう
フェレットはイタチ科の仲間で、人間が家畜化した動物のため、野生には存在しません。ヨーロッパケナガイタチが起源だと言われています。

フェレットの生態
生体の特徴
体長 | オス:約40cm メス:約35cm |
体重 | オス:約1~2kg メス:約0.5~1kg |
寿命 | 7~10年 |
特徴 | 肉食。鋭い犬歯を持つ。 臭腺があり、独特の体臭がする。 |
フェレットは狩猟本能が残っており、穴や狭いところに入るのが好きです。
性格は好奇心旺盛で遊ぶのが好きです。基本的に鳴くことはありませんが、威嚇する時には「シュー」という声を出し、興奮すると「クックックッ」と鳴きます。また興奮した時は身体をくねらせて踊っているような動作もします。
飼育に必要なもの
まずはフェレットを飼うために必要なものを把握しておきましょう。
- ゲージ
フェレットはハンモックで眠るため、ハンモックをひっかけられるフェレット用のゲージを用意しておく必要があります。。 - 給水器
小動物用の給水器です。 - エサ入れ
食べやすいように底の浅い器にしましょう。 - ハンモック
形や素材は豊富にあります。季節に適したものを用意しましょう。ハンモックはこまめに洗って清潔に保ちましょう。洗い替えのために2枚以上買うのをおすすめします。 - トイレ
ゲージの隅に設置できるものを選びましょう。 - トイレ砂/ペットシーツ
砂かペットシーツをトイレ内に設置すると掃除が楽です。 - フード
フェレット専用フードを用意しましょう。ペットショップや専門店、ネットで購入できます。以下で詳しく解説します。 - おもちゃ
トンネルやぬいぐるみ形のものなど色々あるので、お気に入りを見つけてあげましょう。
フェレットを飼うのに必要なものはフェレット専門のものが多いですが、小動物用のものであればほとんど代替可能です。もし手に入らない場合は、フェレットの身体の大きさや普段の様子を観察して、適したものを揃えてあげましょう。
フェレットとの暮らし方
ごはん
基本的にフェレット専用フードをあげます。栄養バランスが計算されて作られているため、主要のフードを一種類あげていて問題ありません。他にペーストやおやつも買ってあげましょう。
人の食べるものはあげないようにしましょう。糖分や塩分が多すぎて下痢や嘔吐など中毒症状をもたらす危険があるためです。※もし手作りのごはんをあげる場合は、フェレットに害のないものかよく調べてからにしましょう。
トイレ
フェレット用か小動物用トイレをゲージ内に設置します。トイレ内にトイレ用砂もしくはペットシーツを敷きます。フェレットは賢いため、トイレを覚えます。ゲージの外で遊んでいてもトイレのためにゲージに戻るので、遊んでいる時もゲージの扉は開けておきましょう。
掃除
毎日ゲージ内を掃除します。排泄物を処理し、水とフードを新鮮なものに取り替えます。床や壁は拭き掃除します。普段ハンモックにエサを持ち帰って食べている場合は、ハンモックの中も掃除します。ハンモックは1~2週間に一度洗濯をします。ハンモックをこまめに洗うと、体臭を抑えられます。
フェレットの身体のケア
毎日身体を触って小さな異変に気付けるようにしましょう。また万一病気になった場合に備えて触れられることへの抵抗をなくしておくと安心です。お風呂は基本的に必要ありませんが、体臭が気になる方は2~3週間に一度程度入れてあげましょう。爪切りはハンモックなどに爪がひっかっかる前に伸びてきたら切ります。
フェレットの飼いやすさ
フェレットの種類

フェレットはファームによって種類が異なります。ファームとはフェレットの繁殖場のことで、それぞれで異なる個体の改良がなされています。日本のペットショップで見かける種類には、マーシャルフェレット、パスバレーフェレット、マウンテンビューフェレット、ルビーフェレットなどがいます。
噛み癖
フェレットには噛み癖というものがあり、特に幼少期はよく噛む子が多いです。幼少期にしつけをしていると、噛み癖は無くなっていきます。大人になると噛み癖はなおしにくいですが、根気強くしつけすることで減らすことはできます。
飼いやすいフェレットに出会うには
出身のファームによって特徴が出るので、飼いやすいと言われる種類を選ぶのは一つの手です。一般的に噛み癖が少なく、飼いやすいと言われている種類は、マーシャルフェレットとパスバレーフェレットです。また入手先でどのようなお世話をされていたかによっても特徴が出ます。購入を検討する際は、実際に抱っこさせてもらうなどして触れ合い、噛むのかを確かめることをおすすめします。
噛み癖はしつけで十分なくすことができるため、フェレットを飼い慣れている人の中にはあえて噛み癖のある子を選ぶ人もいます。しかし、はじめて飼う人はしつけが大変なので、噛み癖のない子を選ぶのをおすすめします。

フェレットの基本的な飼い方は以上になります!さらに詳しく知りたい方は、今後追記の記事で説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
フェレットに新しいお家に慣れてもらおう
フェレットを家に迎える際、いくつか気をつけて欲しいことがあるので説明します。
フェレットを迎える前
部屋で注意すべきことはフェレットが入る隙間をなくしておくことです。
フェレットが食べてはいけないものを置かないようにしましょう。
フェレットを迎えて初日〜3日
最初はゲージの外に出して遊ぼうとせずに、そっとしてあげましょう。エサと水の取り替えと簡単なゲージの掃除のみで十分です。いきなり遊ぼうとすると、新しい環境に慣れていない小動物にとって大きなストレスを与えてしまいます。
フェレットを迎えて3日〜1週間
少しずつ部屋に慣れてもらいましょう。フェレットの様子を見つつ、部屋に出して一緒に遊びます。最初は目を離さずに、部屋に危険な場所がないか注意しましょう。
まとめ
フェレットは人懐こく、賢い動物なので、ペットとして非常におすすめです。何よりかわいらしい見た目に惹かれる人も多いのではないでしょうか。適切な飼育方法を知り、楽しいフェレット生活を送ってください(^ ^)
コメント